店主のよもやま日記

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2009年12月15日 11:30

東京より

今回は、都心部から少し離れて、横浜・本牧にあります庭園、「三渓園(さんけいえん)」をご紹介させて頂きます。

「三渓園」は、生糸貿易で財をなした、横浜の実業家である "原 三渓" の元邸宅であり明治39年(1906年)より一般に公開がされております。
53,000坪の広大な土地には、10棟の国指定重要文化財のをはじめ、17棟の鎌倉や京都より集められて移築された歴史的建造物が四季折々の自然豊かな景観の中に、調和良く配されております。

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園内にはいると、湖のような広い池と向こうの山に建つ三重の塔が目に入ってまいります。
賑やかな横浜の街より30分ほどでまるっきり違った世界へ入り込んでしまうような、そんな庭園です。

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園内は、明治の頃より一般に公開されていた「外苑」と戦後まで、私邸とされていた「内苑」とに大きく分けられており、
ゆっくりと季節の景色を眺めて、途中でお茶を召し上がって1時間半ほどをかけてゆっくりとご覧頂ける広々とした園内です。

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足を運んだ12月の初めからは、ちょうど紅葉が綺麗に色づき特に、内苑の「聴秋閣」の奧の小渓谷から「春草廬」にかけての付近はこの季節の一番の見所となります。

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写真の「聴秋閣」は、三代将軍徳川家光により建てられ、後に春日局に所持されたと伝わる2層の楼閣(ろうかく)建築で、「春草廬」とともに、春と秋のこの時期に、公開をされております。
昨日までの雨で、ちょっと肌寒いくらいの日でしたがのんびりと散策を楽しむ方や、池の畔で椅子を出して絵を描かれる方、紅葉の景色をカメラに納める方、沢山の方がお出かけでした。

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この日は、まだ数輪の花でしたが今月の後半からは水仙や寒椿の花が見頃となります。
新春の梅や椿、春の桜、初夏の藤や菖蒲、蛍など・・
一年を通じて四季折々の季節感あふれる景観を、お楽しみになって下さいませ。