店主のよもやま日記

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2009年11月25日 03:50

神戸より

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今日は源平ゆかりの古刹である大本山・須磨寺を御紹介します。
須磨寺略歴縁起(寺蔵)によれば「兵庫県和田岬海中より出現し給える、聖観世音菩薩を安置するために淳和天皇の勅命により、兵庫県の背山恵偈山北峰寺を建立する。後に、仁和2年(AD886年)光考天皇の勅命により開祖聞鏡上人須磨上野山福祥寺を建て本尊と祀る。」と、あります。
神戸屈指の古刹です。

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一の谷の合戦(地図)の旧跡が残り、当寺は源平の名所として知られています。
往古より青葉の笛は国の重宝であり、松尾芭蕉を始めたくさんの人々が訪れています。
また、謡曲「敦盛」、舞「幸若」にも登場し、歌舞伎、映画、舞台などに大人気で演じられています。
この写真は一の谷合戦で、源氏方の熊谷次郎直実公に討たれる、平敦盛公の一場面を表現したお庭の写真です。

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与謝蕪村の句碑
源平ゆかりの地にあるので、古今より多くの有名な歌人が訪れたとされ、詠まれた句が沢山あります。
須磨寺にはこの与謝蕪村の句碑を含めて20を超える句碑が境内のなかに建立されています。
句碑めぐりも趣味のある人にとっては、なかなかに楽しいものがあるのでしょう。

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須磨寺本坊・書院本堂を望む写真。
奥に三重塔がありますが須磨寺一山の中心で真言宗須磨寺派の宗務所ともなっており、書院は阿弥陀如来を本尊とする持仏堂でもあります。
本坊は一絃須磨琴の保存会本部、稽古場にもなっており、その他、各種法要などが営まれています。
庭前には、滝の流れる庭、芭蕉句碑、真鍋豊平の歌碑などがあります

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360度、見回して落ち着ける寺院です。
弘法大師ゆかりのお寺なので21日の縁日には大勢の参拝者が訪れますが、この時季はやはり紅葉を楽しみに来られる方も多いようです。
久し振りの青空で、暖かいからでしょう。
お弁当もちの家族の姿があちこちで見受けられました。

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境内中ほどから、三重塔の方向に向かっての一枚。
この時季の須磨寺は美しい紅葉が楽しめます。
広い境内には、紅葉狩りを楽しむ参拝者に交じり、プロ・アマ含めて多くのカメラマンの方が、三脚を持って様々なアングルを求めて、季節を切り取りに訪れておられます。
秋のこの良き時候に一時の癒しを感じられる歴史ある古刹を、訪れられてはいかがでしょうか。