店主のよもやま日記

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2009年7月15日 14:30

東京より

20090701.jpg江戸の町人文化が花開いた文化・文政期に、骨董を商う佐原鞠塢によって開かれた、いまだに下町情緒の残る東京・台東区の「向島百花園」をご紹介させて頂きます。

文化2年(1805年)に旗本、多賀氏の元屋敷跡に、交友のあった数多くの文人墨客の協力を得て開園し、「百花園」の名前も、絵師の酒井法一によって名付けられたそうです。

20090702.jpg広々とした庭園ではなく、当時の一流文化人達の手で造られた、庶民的で、文人趣味豊かな庭として、落ち着いた佇まいの一軒のお屋敷のお庭に入ったような、そんな気分にさせてくれます。

20090703.jpg「向島百花園」は、春の梅、秋の萩でもよく知られますが どの季節に訪れても園内には、四季折々の野草が迎えてくれます。

入り口には、その日の見頃の花の名が札にかけられ 園内の場所の番号と共に案内をしてくれます。

20090704.jpg普段あまり名を聞く事のない野の花や草もありますが、園内の花や木にはそれぞれ木札で名前が添えられておりますのであらためて、その季節の花や草木を知るよい機会になるかもしれません。

写真を撮った7月のはじめには、いろいろな種類の紫陽花が綺麗に咲いておりました。

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季節折々の花に加えて、8月には庭園内で、行灯の明かりの下で、情緒あふれる涼しげな虫の音を楽しむ「虫ききの会」も開かれます。

秋からは、「月見の会」や「萩祭り」「七福神めぐり」などの季節の行事も続きます。
下町情緒、江戸情緒を、季節の花と共にお楽しみになってみて下さい。