店主のよもやま日記

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2009年5月21日 11:45

神戸より

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薫風薫るとの表現が、正にピッタリとくる5月のとある日久し振りに相楽園を訪れました。
ここは、元神戸市長 小寺謙吉氏の先代小寺泰次郎氏の本邸に営まれた庭園で明治18年頃築造に着手され明治末期に完成されました。昭和16年神戸市所有となり「相楽園」と名付けられ一般公開されています。

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19.566m3の敷地の中にある庭園は、池泉回遊式日本庭園で飛石や石橋を渡り流れや滝など深山幽谷の景を見る事ができる都会の中の市民のオアシスになっています。
写真は正門をくぐって直ぐの緩やかな勾配の風景です。都会のど真ん中に有る建物ですが、一歩足を踏み入れただけで気持ちがおちつきます。

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園に入ってすぐの、横手に植わるソテツは鹿児島から取り寄せた樹齢300年のものだそうです。
雌雄異株で雌株には朱色の実がなります。
群植されたソテツは、当時小寺邸が「蘇鉄園」と呼ばれた由縁だそうです。
実に見事なものですよ。

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旧ハッサム邸
英国人貿易商のハッサム氏が明治35年頃異人館街(北野町)に建てて住んだもので、設計は英国人によるものです。
木造2階建て、寄棟造桟瓦葺の和洋折衷建物です。昭和36年神戸市が寄贈を受け、昭和38年に移築されました。

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大クスノキ
永禄10年(西暦1567年)に荒木村重が花隈城の鬼門除けとして植えたと伝えられています。
樟脳の成分を含む、樹齢の長い木の代表格として知られています。
立派なものでしょう。

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松の木は古代より神の依り代であるといわれ、庭園では風景を表す大切な木ですが、この庭園にも巧みに配置されています。
つつじは盛りを過ごし過ぎていましたが、菖蒲が良いアクセントを効かしていましたよ。

四季折々、市民を楽しませてくれる素敵なポイントを紹介させて頂きました。