店主のよもやま日記

2011年4月16日 17:00

東京より

今回は、東京港区・白金にあります「東京都庭園美術館」のご紹介です。

閑静な住宅街として知られる港区の白金にあります「東京都庭園美術館」は、昭和8年(1933年)に建てられました。
戦後の一時期には国の迎賓館としても使われた旧朝香宮邸がアールデコ様式を現代に伝える建物をそのままに昭和58年(1983年)より美術館として生まれかわり、今日に続いております。

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美術館としても、様々な美術展と共に後援会やワークショップの開催などもされますが、もうひとつ、「庭園美術館」の名前の通り その敷地に広がります庭園が、都心部の中のオアシスのように豊かな季節感と自然を楽しませてくれます。

ゆったりとした美術館前の芝生の広場

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広場内には、季節の植物と共に数々の彫刻がおかれています。
写真の彫刻の後の木には、しばらく前まで白い梅が咲いておりました。

芝生広場から少し下ると、池を中心に配した日本庭園

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日本庭園から、紅白の梅の木を抜けると桜の木に囲まれた、西洋庭園に続きます。

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桜だけではなく、椿、山茶花(さざんか)、水仙、辛夷、雪柳、小手毬、山吹、牡丹、ツツジ、芍薬、バラ、アヤメ、紫陽花、夾竹桃、金木犀...季節折々の花が、一年を通して楽しませてくれます。

写真を撮りました4月10日にはちょうど桜の花が咲き揃ったところでしたがまだまだ、これから咲き始める枝垂れ桜もありこのブログがアップされる頃は、桜も丁度見頃かと思います。

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ゆっくりと歩いて回っても30分ほど、ベンチに座ってのんびりすると、時間を忘れていつまでも心地よい時間が過ごせるスポットですので、この日の数組のお着物姿の方も見かけました。

庭園を出て左手に数分歩くと町名の「白金」から、プラチナ通りと呼ばれるお洒落なオープンカフェやレストランがならぶ外苑西通りに出ます。
都会にいながら、ゆっくりと流れる時間を楽しむ、着物姿で、そんなお出かけをお楽しみ下さいませ。

東京都庭園美術館のホームページはこちらです
http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html

2010年12月15日 11:30

京都より

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今回は京都の三条通り 三条大橋から西へ烏丸通りまで歩いてみました。
三条大橋は東海道五十三次の西の起点として知られています。
ここから約490kmの江戸まで昔の人はどんな思いで旅だったのでしょう。
写真は左から右手に渡る その先は日本橋まで続く街道です。

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三条大橋を西へ行くと高瀬川が流れています。
物資輸送路として作られた川で鉄道に主役を奪われるまでは京都の経済を支える動脈でした。
森鴎外の高瀬舟でも有名です。

三条通りの始まりは平安京の三条大路とされています。
江戸時代には東海道や高瀬川といった水陸の交通の要衝であったため京の中心地として栄えていました。
明治時代には銀行や郵便局などの公共機関が設置され賑わいを見せていました。
明治の近代建築物は今日でも活用され当時の面影を伝えています。

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写真は左から「中京郵便局(明治35年)」、「京都文化博物館(旧日本銀行、明治39年)」※平成23年7月までリニューアル中

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写真は左から「サクラビル (大正4年頃)」、「みずほ銀行(復元されたビルです)」

現在の三条通りは飲食店、雑貨店、和小物店など新旧の店舗が軒を並べ、地元京都の人、観光客と様々な人々を楽しませています。

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JR京都駅から三条通りへのアクセスは地下鉄烏丸線 御池駅が便利です。
是非一度 ゆっくり歩いてみて下さい。

2010年10月18日 10:00

東京より

東京には、大きな公園だけではなく古い邸宅跡などが庭園として一般にも公開されているそんなスポットも数多くあります。
今回は、東京の北区にあります「旧古河庭園」をご紹介させて頂きます。

20101001.jpg明治の頃には陸奥宗光の邸宅だったこの庭園は、息子が古河財閥の養子となった時に その所有が移り、現在では、都立公園として一般に公開をされております。
武蔵野台地の斜面を利用した庭園には、小高い丘には洋館を、斜面の上には洋風の庭 園が、そして低地の部分には池や滝を配した日本庭園が、それぞれ造られているのが 特徴です。

20101002.jpg バラ園より望む洋館

20101003.jpg 「心」の文字を写した形に作られた心字池

20101004.jpg 10メートル以上の落差と深山の渓谷の趣きの大滝
和洋の見事な調和と、現存する近代の庭園の中でも、極めて良好に保存されている数 少ない庭園として、平成18年には文化財保護法により国の名勝指定を受けました。
街中の周りの住宅街から一歩はいってみると、ゆったりとした空間が広がります。
四季折々を通じての、風景や花の様子が楽しめますが、ちょうど秋の今の時期にお勧めなのが、「バラ園」です。

20101005.jpg 鹿鳴館やニコライ堂といった歴史的な建造物を設計した、イギリス人のジョサイア・ コンドルによって、洋館と共に設計されたバラ園は、"左右対称の幾何学的なフランス風バラ園" と "欄 干や階段を備えた立体的なイタリア風バラ園" があわせて作られています。

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バラ園には何十種類ものバラが植えられ、丁寧な紹介と説明が一つ一つに付けられて います。

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この写真を撮りました、10月の初めには、曼珠沙華の赤い色が綺麗で、まだバラの見頃には少し早めではありましたが、ちょうど10月の中頃にはバラも見頃となり、10月16日(土)より31日(日)までは庭園内で「バラフェスティバル」が開催されます。
●詳しいご案内は、東京都公園協会の「旧古河庭園」のホームページでご覧を頂けます。
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html
期間中の週末には、園内でコンサートもあわせて開かれますし洋館の中のティールームでゆっくりと過ごす秋の日もお勧めです。
旧古河庭園の歩いて15分ほどのそばには、江戸時代から桜で有名な「飛鳥山公園」もあります。
折々の季節を、お楽しみになってください。

2010年7月16日 10:00

京都より

京都の夏と言えば盆地特有の蒸し暑さで知られていますが、今回は涼をご堪能いただける 貴船を紹介いたします。

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貴船は京都市内から車で約30分の距離にありますが、駐車場などの利便性を考えると、京阪電車出町柳駅から 観光気分が楽しめる叡山電鉄のご利用をお勧めします。
叡山電鉄「貴船口」駅で下車し京都バスや料理旅館などの送迎バスもご利用いただけますが、時間のゆとりと脚力に自信のある方は貴船川に沿いの道を30分ほど歩かれるのもよろしいかと思います。

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料理店や土産物店を眺めながら歩いていると まもなく貴船神社の本宮に至ります。
京に流れる鴨川の水源地に鎮座する貴船神社は古くから水の神さまとして崇められています。

本宮に湧き出る御神水に水占(みずうら)みくじを浮かべると そこに占いを表す文字が表れます。

貴船神社で願い事をした後は 川床料理。京都の街中に比べ貴船は5℃~10℃ほど 気温が低いと言われ 天然のクーラーの中にいるようで夏でも食が進みます。
暑い季節は鱧や鮎を使った懐石料理が有名です。
夜になると一段と涼しさが増し、以前に訪問したときには8月にも関わらず夕食のすき焼きに食が進み自分でも驚きました。
街中では食も細くなりがちですが しっかり栄養を付けて夏バテを防止するには涼しい貴船はお勧めです。
(今回は経費の関係上 お料理の写真は掲載出来ませんでした)

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夏の小紋や 少し贅沢な大人の浴衣がよく映える 貴船を訪れては如何でしょうか。